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モノクロ

 ここ最近、気がついたのだが、モノクロ写真が楽しい。もっとも、カラーがふんだんなイラストよりも。色調のベクトルが統一されたイラストを好む性癖らしいので、実は、意外でもなんでもないのだが。もっとも、写真に詳しい人なら常識かもしれないのだが、重要なのが技量不足によるブレ、光量不足によるノイズ、カラーモードで撮られた写真に比べて許容範囲が恐ろしく広い。モノクロが欲しければ、後処理でいかようにも。表現としてのオプションしか見てなかったのが、実は、それ以上にメリットがあったとは判らなかった。あとメリットとしては、彫刻写真など立体感の把握には、モノクロが向いているとされている。ブレはともかく、ノイズの問題は、カラー写真の場合、特に理由がない場合を除いて、ISO感度を上げると確実にノイズがのる。この主たる原因はデジの場合、CCDの発熱が原因である。この場合のノイズは、以上の理由によって、ランダムカラーノイズがISO感度に比例して姿をあらわしてくるのだが、その発生するノイズが、不自然なカラージャンプを起こすので、相当の理由がないと恐ろしく気になるものだが。モノクロの場合、これが驚くほど気にならない、むしろそれが良い感じな味になる場合が多い。ノイズによるカラージャンプが起こらないからという、まったく当たり前な事情なんだけど。自分の中にぽっかり穴が開いた感じ。